ー ひがし北海道ならではの、豊かな自然を旅して感じ、恵みを食す。ひがし北海道フードトレイル ー
十勝の農と食へのこだわりとおいしさ|十勝ヒルズ ファームレストラン ヴィーズ

十勝の農と食へのこだわりとおいしさ|十勝ヒルズ ファームレストラン ヴィーズ

北海道のみならず日本有数の農作物の産地として有名な、北海道・十勝平野。

「北海道の屋根」と呼ばれる大雪山系や太平洋に囲まれた肥沃で広い平野は、岐阜県とほぼ同じ広さというから驚き。

その広い平野で採れる作物は、和菓子にかかせない小豆や小麦をはじめ、じゃがいも、アスパラガス、長いもなどなど。あらゆる作物を生み出す、いわば食材の宝庫といえます。

そして、採れたての食材を活かしたおいしいお店、レストランが多いのも十勝の大きな魅力。

その中でも、素晴らしい食材を最高に楽しませてくれるシェフを擁すレストランとして知られつつあるのがこちら、十勝ヒルズ ファームレストラン ヴィーズです。

十勝ヒルズとは

十勝の中心地・帯広から南へ下って約10キロ、十勝平野を見下ろす幕別町の丘に位置する十勝ヒルズ。

広い園内に約1,000種の草花や樹木が広がり、夏には多くの観光客が訪れるガーデンとして。さらに敷地内には数々の種類の農作物を育てる自家栽培農園「ヒルズファーム」、栽培した取れたての食材のおいしさをさらに高めるレストラン。

「花と食と農のテーマーパーク」をテーマに、十勝の魅力を発信しているのが、十勝ヒルズです。

「食」を高めるシェフ

十勝ヒルズには2つのレストランがあります。一つは、十割蕎麦を中心とした和食を提供する「和食処 四分分度(しぶぶんど)」。そしてもうひとつが、ファームレストラン ヴィーズ。
採れたての野菜をふんだんに用いた、というと、巷のレストランでも聞かれるようなフレーズかもしれませんが、十勝ヒルズは巷のそれとは明確に違う特徴があります。
それが、ハンガリー出身のメインシェフ、モルドヴァン・ヴィクトル氏が創り出す、十勝の食の可能性を広げる料理の数々。

その料理は、今までに食べたことがない味わい。ハンガリー料理のテイストを加えた独創的な品々。十勝へきて良かったという実感、貴重な食体験を、ここ十勝ヒルズで得る事ができるでしょう。

訪問レポート

今回の取材で頂いたのはランチビュッフェ。気軽に楽しむことができるランチでも、ヴィーズのおいしさを十分に楽しめるでしょう。
駐車場からレストランへ。夏シーズンとは打って変わって、雪に包まれた静かな十勝ヒルズ。
暖かい店内に入ると、目に入る印象的なカウンター。便の中は豆がたっぷり。
やわらかな光が差し込む窓辺は、冬の林と雪景色。
このあと、エゾリスが雪原を駆ける姿も。
ランチはビュッフェ(1,600円)、もしくは予約制のセットメニュー。

園内の農園や十勝で採れた新鮮な野菜や、十勝が誇る豆類を使ったヘルシーなサラダや料理は、まるでデザートのような。
東欧の味わいを感じさせるソーセージやサラミが並びます。
メインは肉、魚など4種類からチョイス。こちらは、ハンガリーの食べる国宝「マンガリッツア豚のコンフィ。見た目に美しく、まろやかで優しく、そして調和のとれた肉汁が口に広がります。
デザートも種類豊富なのが嬉しいところ♪
このデザート、どんな味か想像がつきますか?
ふわふわ感が伝えきれないのが残念な、ケーキたち。
食後のティータイム。おだやかな銀世界を眺めながら、ゆったりと。至福の時間とは、まさにこのこと。
なお、メインでご紹介した「マンガリッツア豚」は、原産地のハンガリーから直輸入したものを利用している。しかしながら日本初で豚生体の輸入が許可されたことから、今後は園内で飼育・加工したマンガリッツア豚を提供できるよう準備を進めていると、総支配人の茂呂様より。

安心・安全で新鮮、そして何よりもおいしい食を提供したいという、十勝ヒルズのこだわり。

はるばる十勝まで来て食べる価値がある(実際に食事が目的で首都圏からくる方もいらっしゃるとのこと)レストランといえるでしょう。

十勝ヒルズ ファームレストラン ヴィーズ

■施設概要
HP)http://www.tokachi-hills.jp/viz/
住所)北海道中川郡幕別町字日新13番地5
営業時間)ビュッフェ11:00~15:00(L.O 14:30)・ディナー18:00~21:00(L.O 20:00)、冬期はランチ11:00~14:30(L.O 14:00)・ディナー18:00~21:00(L.O 20:00)
定休日)ランチ:月曜日、ディナー:予約がない日は休業、その他年末年始休業等
電話)0155-56-1113
※ディナーは完全予約制、18歳未満は入店不可、詳しくはお問い合わせください。
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